瀬戸内の山。比較的市街地や海が近いことから、それらの絶景を楽しみながらの登山ができます。このブログでは、そんな瀬戸内での登山もご紹介していきたいと思います。
今回は、瀬戸内でもっとも有名な山と言ってもいいでしょう、六甲山に登ってきました。六甲山といえば、100万ドルの夜景で有名。神戸や大阪の市街地を一望できる絶景の山なのです。昼間の登山でも、もちろんその絶景を味わうことができます。それも飽きるくらいに。
六甲山の登山について

近代登山発祥の地である六甲山。今でも多くのハイカーに親しまれている山です。山上には展望台やカフェ、牧場などがあり、登山だけでなくレジャーでも人気の山です。関西の都市部から近いのも、その人気の理由の一つでしょう。
六甲山は古くから登山の対象となった山だけに、様々な登山ルートがあります。もっともポピュラーなのが、芦屋から六甲山の最高峰を経て有馬へ抜けるルート。たくさんの登山者が歩くルートです。
六甲山は東西に細長い山塊となっており、それを縦走するルートもあります。公表では50kmオーバーの縦走路で、健脚達が挑んでいます。
アクセスが良いのもグッドポイント。各登山口へは駅から歩いてすぐ。大阪方面からだと、JRや阪急でアクセスできます。どの登山口も近くに駅があるので、縦走もしやすいですね。自分の体力に合ったコースを色々選ぶことができます。
今回歩いたルートをご紹介
今回歩いたのは、新神戸から宝塚までのルート。全長が約26kmとかなり歩きごたえのある道のり。後半は足がガクガクになりました。JRで三ノ宮まで向かい、フラワーロードを歩いて新神戸まで。新幹線駅のすぐ裏から登山スタートです。摩耶山の掬星台で素晴らしい景色を堪能し、山上を歩いて六甲山の最高峰へ。あとは宝塚への長い下りを歩きます。
このvol.1では、新神戸から摩耶山の掬星台まで歩いた様子を記事にしています。
六甲山登山!新神戸から宝塚へ vol.1摩耶山
三ノ宮へは大阪駅から快速で25分ほど。

三宮駅からフラワーロードを歩いて、新神戸駅に向かいます。途中コンビニが何軒かありますので、ここで食料や飲み物を調達できます。

新幹線駅である新神戸に到着。新神戸はトンネルとトンネルの間にある駅。すぐ裏は山。駅の下を抜けていきます。

駅を通り過ぎると、すぐに山道。しばらくアスファルトやコンクリートの道が続きます。

右の階段の方へ進みました。左に行くと布引の滝「雌滝」があります。どちらに行っても、先で合流します。

「雄滝」に到着しました。周囲にはベンチが複数あり、滝を眺めながら休憩ができます。とは言え、まだ歩き始めたばかりなので先を急ぎます。

途中茶屋があります。ここでもドリンクなどの補充ができますね。

途中に見晴らし展望台がありました。ただ、標高がまだ高くないので、あまり景色は良くないですね。

「猿のかずら橋」です。確かに祖谷のかずら橋に似てなくもないですが、よく見るとコンクリートや鉄骨でできたしっかりとした橋です。

さらに進むと、布引貯水池に出てきます。ダムでできた人工の池ですが、綺麗なところですね。

貯水池を後にして少し進むと、このような分岐が出てきます。登りの右に行ってしまいそうですが、摩耶山へ行くには左が正解です。右に行くと、新神戸に戻ります。

茶屋の先に少し大きめのトイレがありました。六甲山系はあちこちにトイレがあるので、ありがたいです。

天狗道への分岐です。今回は右に曲がって、天狗道を進みました。

ここから本格的な登山道が始まります。

こんなちょっとした岩場もあります。ただ、それほど危険ではなく、注意して登れば問題ありません。

低い階段が出てきたら、頂上はもうすぐです。

大きなアンテナ施設が見えたら、ほぼゴールです。

道をまっすぐ進むと掬星台に到着しますが、せっかくなので摩耶山の頂上に立っておきます。少し離れた場所に山頂があります。

摩耶山の山頂です。しかし、何もありません。眺望もまったくなし。早く掬星台に向かいましょう。

掬星台に到着!看板の後ろの猫が可愛いですね。ちなみにこの掬星台では、猫をたくさん見かけました。掬星台はかなり広めの展望台で、ロープウェーの駅があります。

掬星台の展望を楽しみます。

絶景が広がります。日本三大夜景の一つに数えられる日本でも有数の夜景スポットでもあります。

大阪方面をアップにします。遠くにビル群が見えます。

いやー、素晴らしい景色ですね。ここまでの景色を楽しめる山って、他にはないのでは?六甲山登山の醍醐味です。
まとめ
新神戸駅から宝塚駅までの登山。今回は摩耶山までをご紹介しました。ほぼ標高0mの地点から、700mの山上まで一気に上りますので、結構大変な道のりです。掬星台にはロープウェーの駅がありますし、バス停もあります。景色を楽しんだら、すぐに帰ることも可能です。六甲山はメジャーな観光地なので、エスケープルートが多いのも良いですね。
摩耶山からはところどころ登りがありますが、平坦な道が多くなります。六甲山山上はレジャースポットでもあり、普通に車で上がることができます。車道の端を歩いたり、横切ったりすることがありますので、登山ではありますが車に要注意です。