呉の名物といえば?福住のフライケーキやメロンパン、エーデルワイス洋菓子店のクリームパイなどなど、老舗のスイーツが有名です。広島風とは違った呉のお好み焼きもありますし、最近では海自カレーが売り出し中です。
一つ忘れてはいけない名物があります。それは「呉冷麺」。そう、呉では冷麺も有名なのです。有名店では、昼時になると行列ができます。呉のソウルフードと言える存在なのです。
今回は呉冷麺をご紹介。呉冷麺発祥の店とされる「珍来軒」さんに行ってきました。
呉冷麺について
「珍来軒」がその発祥とされる呉冷麺。
特徴は麺にあります。尾道ラーメンのような平打ち麺が使われています。冷麺に平べったい麺って珍しいですよね。スープは冷麺らしい甘酸っぱい感じですが、少しピリ辛なのも呉冷麺の特徴です。
上に乗せられる具材は、卵やキュウリ、チャーシューが定番です。
呉冷麺の有名店
呉冷麺には、2つの代表的なお店があります。一つは発祥である「珍来軒」、そしてもう一店が「呉龍」です。
珍来軒
呉冷麺発祥の店である珍来軒。フライケーキやモリスなどの有名店から比較的近い場所にあり、観光の途中でも立ち寄りやすいと思います。ただ、休日となると長い列ができますので、30分〜1時間の待ちは覚悟しなければなりません。
呉龍
もう1店呉冷麺といえばこのお店「呉龍」です。珍来軒と違って歴史を感じる佇まい。店内はカウンターのみです。冷麺は珍来軒に比べてちょっと甘めな味付け。やはり休日のお昼時には長い行列ができます。冷麺のほか、中華そばも美味しいという噂です。
呉冷麺発祥のお店「珍来軒」に行ってきました!
近隣のコインパーキングに駐車し、珍来軒さんに向かいます。お店には駐車場はありません。ただ、近くにはコインパーキングがたくさんありますので、車で行く場合はそちらに駐車しましょう。
お店に着いたのは13時前。まだたくさんの方が並んでいます。さすが人気店ですね。

30分ほど待ってようやく入店。回転は比較的早いと思います。まずは食券を購入します。冷麺のほか、ラーメンや焼売などの天心があります。

今回は冷麺の大を注文しました。
これが珍来軒の呉冷麺。キュウリのほか、卵や海老、チャーシューが乗っています。

上の写真ではスープが入ってなさそうですが、もちろんそんなことはありません。麺を持ち上げると、底にたっぷりとたまったスープが見えました。
まずはよく混ぜて食べます。ピリ辛のスープが食欲をそそります。

少し飽きたら味変が楽しめます。お好みで黒酢や酢からしを投入します。酢を入れると、さっぱりとしてさらに美味しくなります。大盛りで麺が多いと、食べ進めるうちに多少は飽きてきますので、酢を入れて味変するのがおすすめです。

完食です。美味しかったー。大盛りでも、ピリ辛が食欲をそそり、ぺろっと食べてしまうことができました。途中で酢を入れて味変するのも楽しかったですね。

まとめ
呉冷麺をご紹介しました。見た目は一般的な冷やし中華に近いです。味も甘酸っぱいスープは冷麺によくある感じ。しかし、これは呉冷麺であり、冷やし中華とは一線を画します。大きな特徴は平打ち麺でしょう。これが独特の食感をもたらします。また、辛味のあるスープも特徴。このピリ辛が食欲をそそります。
今回訪れたのが呉冷麺発祥の珍来軒さんです。呉龍さんのほか、ラーメン店でも呉冷麺を扱っているお店があります。食べ歩きをしても楽しそうですね。